水道・蛇口

キッチンの吐水口

蛇口の水漏れの原因と修理方法

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必要な時間は約 6 分です。

「蛇口から水がポタポタと漏れている」、「ハンドルを閉めても水が止まらない」
このような現象を見たことがある人は多いのではないでしょうか?
本記事では蛇口の水漏れの原因から修理方法まで詳しく解説していきます。
ぜひ参考にしてみてください。


蛇口の水漏れの原因

まずは蛇口が水漏れを起こす原因を紹介していきます。

水漏れの原因は蛇口の種類によって異なる

蛇口には2種類のタイプが存在し、それぞれ水漏れを起こす原因が異なります。


  • シングルレバー混合水栓
  • ハンドル混合水栓

シングルレバー混合水栓

シングルレバー混合水栓はレバーが1つだけついている蛇口のことです。
利便性が高く操作がしやすいのが特徴的で、1つのレバーで水とお湯の切り替えや水量の調整をすることができます。
近頃では多くの家庭がシングルレバー混合水栓を利用しています。

ハンドル混合水栓

ハンドル混合水栓は古くからある蛇口のタイプで、築年数の古い家で取り付けられていることが多いです。
冷水と温水の2つのハンドルがあり、ハンドルをひねることでお湯や水を出すことができます。

シングルレバー混合水栓の水漏れの原因

シングルレバー混合水栓が水漏れを起こす原因の多くは、バルブカートリッジの不具合にあります。
バルブカートリッジはシングルレバー混合水栓の核と言える部分で、水量や温度を丁度よくコントロールするといった役割を持ちます。
このバルブカートリッジに何らかの問題があると、水量をコントロールする機能が失われ、水漏れの原因につながることがあります。

ハンドル混合水栓の水漏れの原因

ハンドル混合水栓の水漏れの原因として主に挙げられるのは、パッキンの劣化・老朽化です。
ハンドル混合水栓にある2つのハンドルは上からネジで止められており、ネジの先にはナット、三角パッキン、コマパッキン、スピンドルなど複数のパーツがハンドル内部でつながり、ハンドルを固定しています。

この中でも三角パッキンやコマパッキンは消耗品であり、ハンドルの開閉を繰り返すことによって少しずつ磨耗していきます。
パッキンが磨耗すると徐々に隙間が生まれてしまい、ハンドルの根元から滴るように水が漏れてしまうのです。

蛇口の水漏れの修理方法

次に蛇口が水漏れを起こした際の修理方法を紹介していきます。

シングルレバー混合水栓の場合

シングルレバー混合水栓が水漏れを起こした場合は、バルブカートリッジに何らかの不具合があることが考えられます。
そのため、バルブカートリッジを新しいものと交換することで水漏れが解消される可能性があります。

バルブカートリッジの交換方法

バルブカートリッジの交換手順としては以下の通りです。


  1. レバーハンドルを外す
  2. スパウトを取り外す
  3. 既存のカートリッジを取り外す
  4. 新しいカートリッジを取り付ける

それぞれの作業を詳しく解説していきますので一緒に見ていきましょう。

1:レバーハンドルを外す

レバーハンドル上部にフタが付いていますので、マイナスドライバーやキリを使って傷つけないように取り外します。
フタを外したら、その中にあるレバーハンドルのネジも外します。

2:スパウトを取り外す

バルブカートリッジを交換するためにはスパウトのカバーを取り外す必要があります。
ハンドルを外した後はスパウトというその下にある部品を反時計回りに回します。
この時、少し強い力が必要になるので、女性の方であれば布などを被せて回しましょう。

3:既存のカートリッジを取り外す

スパウトを外し終えたら、マイナスドライバーを使って止めバネ、スペーサー、ストッパーの順に取り外します。
その後はカートリッジの押さえを左に回して緩めて外し、最後に古いカートリッジを引き抜きます。

4:新しいカートリッジを取り付ける

古いカートリッジを外したら、新しいカートリッジを取り付けます。
取り付けるバネとフレアパッキンは竹串などで穴にはめ込むと作業がしやすいです。
竹串で穴にはめ込んだ後は指で強く押し込んでいきましょう。
ここまで終えたら最後に水漏れが起きていないかを確認し、問題がなければ作業は終了となります。

ハンドル混合水栓の場合

ハンドル混合水栓が水漏れを起こした場合、パッキンが劣化している可能性が高いです。
パッキンを新しいものと交換して水漏れを解消しましょう。

パッキンの交換方法

次はパッキンの交換方法を紹介していきます。
パッキンの交換手順としては以下の通りです。


  1. 水栓を分解する
  2. 三角パッキンを交換する
  3. コマパッキンを交換する
  4. ハンドルを元に戻す

1:水栓を分解する

まずはハンドルの上部真ん中についているカラーキャップを外します。
カラーキャップを外し終えたら次にハンドルを外します。
冷水の方のハンドルは青、温水の方のハンドルは赤になっていると思います。

これらのハンドルをキリや精密ドライバーを使ってこじ開けます。
ハンドルが取れるとナットがあるので、今度はウォーターポンプフライヤーなどを使って外します。
ここまで終えたら、後は手で引っ張るだけで全ての部品を簡単に取り外すことができます。

2:三角パッキンの交換

次に三角パッキンを交換します。
三角パッキンはカバーナットの下、スピンドルの上に配置されています。
古いものを抜いて新しいものと交換しましょう。

3:コマパッキンの交換

三角パッキンの交換が済んだら、今度はコマパッキンを交換します。
コマパッキンはスピンドルの下に配置されているので、三角パッキンと同様に古いものを抜いて新しいものと交換しましょう。

4:ハンドルを元に戻す

これまでの分解作業とは逆の手順でハンドルを元に戻します。
ハンドルを元に戻した後は水漏れが起きていないか、水が通るかを確認しましょう。
問題が無ければ無事に作業は終了となります。

まとめ

ここまで蛇口が水漏れを起こす原因や修理方法を紹介させていただきましたが、いかがだったでしょうか?
蛇口が水漏れを起こす原因は、シングルレバー混合水栓かハンドル混合水栓かによって異なります。
今後もし蛇口が水漏れを起こしてしまった場合は、本記事を参考にしつつ自力で修理を進めてみてください。
自分1人で解決できそうにない場合はプロの修理業者に依頼すると良いでしょう。





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