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水漏れといっても起こる場所は蛇口やトイレ、洗濯機などさまざまで、水漏れしている箇所によって対処法が異なります。
水漏れ修理するなら、できるだけコストをかけずに自分で行いたいという方も多いのではないでしょうか。そこで本記事では、シーン別に水漏れ修理を自分で行う方法をご紹介します。
また水道業者に依頼することになった場合の料金相場も解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
この記事でわかること一覧 |
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水漏れ修理を自分で行う際の注意点
水漏れの応急処置として、一番の重要なポイントは安全の確保です。水漏れしている箇所が家電(電気製品)に近い場所で起こっている場合は、感電事故を防ぐため電源を切るかコンセントを抜くようにしましょう。
水と電気は危険な組み合わせなので安全第一に行動してください。
修理する際はケガをする恐れがあるため必ず手袋を着用して作業しましょう。
また止水栓は普段から使うものではないため、老朽化しているのに気づかずいきなり閉めると折れてしまう可能性があります。
まずは元栓を閉めてから止水栓を調整しながらゆっくり閉めましょう。元栓は通常、水道メーターの近くに設置されています。元栓を閉めることで水の供給が止まります。
もし簡単に修理ができるような軽度な水漏れであれば、テープなどを使って応急処置を行い、水漏れを一時的に止めることが可能です。
水漏れしている箇所が見つからなければ、プロの水道業者に修理してもらうのがおすすめです。
蛇口の水漏れを修理する方法
蛇口はキッチンや洗面所、洗濯機やお風呂場など、家のいたるところに設置されています。
蛇口の水漏れを修理する前に、どの箇所に水漏れが起こっているのかをよく確認することが大切です。ここでは下記の4つの水漏れトラブルの対処法を解説します。
なお、修理通水後は水が漏れないか、念のため作業後、30分後と時間をおいて確認するようにしましょう。
- パイプの先端から水漏れしている
- パイプの根元から水漏れしている
- ハンドルの根元から水漏れしている
- 取付口から水漏れしている
関連記事▼
蛇口の水漏れの原因と修理方法を徹底解説パイプの先端から水漏れしている
<必要な道具>- 作業用の手袋
- 古いタオル
- モンキーレンチ
- ピンセット
- 交換用のケレップ
水が出る部分からポタポタ水漏れしている場合は、蛇口の中にあるコマパッキン(ケレップ)が破損している可能性があります。
もしケレップの金属部が問題ないならゴムパッキン部分だけが傷んでいるので、交換すれば解決します。交換方法の流れは以下の通りです。
ケレップの交換方法 |
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ケレップを交換する際、節水効果のある「節水ケレップ」にするのもおすすめです。
パイプの根元から水漏れしている
<必要な道具>- 作業用の手袋
- 古いタオル
- モンキーレンチ
- ピンセット
- 交換用のUパッキン・リング
ハンドルとパイプの接続部分から水漏れしている場合は、パイプ接合部のUパッキン・リングが劣化していることが考えられます。
新しいものと交換することで、水漏れが解消できます。交換方法の流れは以下の通りです。
Uパッキン・リングの交換方法 |
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新しいパッキンを取り付ける際は向きに注意してください。Uパッキン・リングの溝が下にくるようにして、本体へ取り付けます。
ハンドルの根元から水漏れしている
<必要な道具>- 作業用の手袋
- 古いタオル
- モンキーレンチ
- ピンセット
- 交換用の三角パッキン
蛇口のハンドルの裏にある三角パッキンが破損している可能性があります。三角パッキンを交換する際に、ワッシャーも一緒に交換しておきましょう。
ワッシャーとはネジと固定物の間に挟む金属板のことです。ハンドルの根元は可動部となるので、ワッシャーがないとネジが緩んでしまいます。
三角パッキンとセットになっていることが多いので、紛失しないように注意しましょう。 交換方法の流れは以下の通りです。
三角パッキンの交換方法 |
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ハンドルを分解するので、元に戻す際は順番を間違えないようにしましょう。
壁にある取付口から水漏れしている
<必要な道具>- 作業用の手袋
- 古いタオル
- 水栓レンチ
- シールテープ
洗濯機に給水するために壁に取り付けられていることが多いです。壁付けタイプの蛇口の場合は、取付口から水漏れしていることがあります。
蛇口と配管の接続部から水漏れしているときはシールテープの劣化が原因です。この場合は蛇口本体を外してシールテープを巻き直します。手順は以下の通りです。
シールテープを巻き直す方法 |
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テープシールの巻き方はネジに向かって時計回りに6〜7回巻きます。この際にシールテープを引っ張りながら巻くと上手くできます。
また上記以外に蛇口本体が劣化して交換が必要な場合は、下記で詳しく説明しているので参考にしてください。
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蛇口の交換を自分で行う方法!修理手順や水道水道業者に依頼する見分け方を解説トイレの水漏れを修理する方法
次はトイレの水漏れを修理する方法をご紹介します。こちらも蛇口と同様に、水漏れしている箇所を事前に特定する必要があります。
なお、修理通水後は水が漏れないか、念のため作業後、30分後と時間をおいて確認するようにしましょう。
トイレの水漏れが多い箇所は以下の通りです。それぞれの修理方法を見ていきましょう。
- 接続部分から水漏れする
- タンクと便器から水漏れする
- トイレの床が水浸しになっている
接続部分から水漏れする
<必要な道具>- 作業用の手袋
- 古いタオル
- モンキーレンチ
- 新しいパッキン
トイレの給水管や止水栓から水漏れする場合は、パッキンの劣化やナットの緩みが原因かもしれません。ナットが緩んでいるだけなら、モンキーレンチで締めることで解消できます。
またパッキンの交換で問題が解決することもあります。パッキンの交換方法は以下の通りです。
パッキンを交換する方法 |
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パッキンを購入する際は、同じサイズかどうかを確認してください。パッキンが製造中止になっていたら、パイプ自体を交換しなくてはならないかもしれません。
パイプ自体の交換が必要な場合は、自分で行うのは困難なので水道業者に依頼するようにしてください。
タンクと便器から水漏れする
<必要な道具>- 作業用の手袋
- 古いタオル
- ビニールシート
- ウォーターポンププライヤー
- 密接パッキン
タンクと便器の隙間から水漏れしている場合は、密接パッキンが劣化していることが多いです。
密接パッキンは、トイレタンクと便器の接続部分にある黒いゴムのような材質でできています。密接パッキンの交換方法は下記の通りです。
密接パッキンの交換方法 |
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このときトイレの床が水浸しにならないようにビニールシートを敷きましょう。
またタンクを取り外す作業となるので、無理だと感じたら水道業者に依頼するようにしてください。タンクの材質は陶器が多いので、倒したら破損する恐れがあり大変危険です。
トイレの床が水浸しになっている
トイレの床が水浸しになっている場合は、トイレと排水管をつないでいるパテの劣化やトイレの設置不良によるものかもしれません。
このケースだとトイレ本体を取り外す作業となるので、プロの技術が必要です。まずは止水栓を止めてから床を拭き取り、水道業者が来るのを待ちましょう。
その他にもトイレの床から水漏れする原因があるかもしれません。下記で詳しくご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
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トイレの床から水漏れが発生する原因と対処法を徹底解説!洗濯機の水漏れを修理する方法
洗濯機から水漏れしている原因はいくつかあります。水漏れする可能性のある箇所をまとめました。それぞれ自分で直す方法を解説しています。
なお、修理通水後は水が漏れないか、念のため作業後、30分後と時間をおいて確認するようにしましょう。
- 給水ホースから水漏れしている
- 排水ホースから水漏れしている
- 洗濯機自体が水漏れしている
- 作業用の手袋
- 古いタオル
- モンキーレンチ
- ゴムパッキン
- 給水ホース(必要なら用意)
- 止水栓を閉める
- 洗濯機側に付いている給水ホースのナットを外す
- 蛇口側の給水ホースを外す
- 給水ホースの内部につまりがないかを確認する
- 両側のパッキンを新しく交換する
- 給水ホースを取り付ける
- 止水栓を開けて水漏れしていないかを確認する
- 作業用の手袋
- 古いタオル
- 養生テープ
- 新しい排水ホース(必要なら用意)
- 止水栓を閉める
- 洗濯機側の接続部分にあるクリップを外してからホースを外す
- 排水口からホースを抜き出す
- 新しいホースに取り替える
- 養生テープでしっかり固定する
- 止水栓を開けて水漏れしていないかを確認する
給水ホースから水漏れしている
<必要な道具>給水ホースが水漏れしている原因は、ホース内部のつまりかゴムパッキンの劣化、給水ホースに穴が開いていることによるものが多いです。ここではゴムパッキンの部品交換の方法をご紹介します。
ゴムパッキンの交換方法 |
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給水ホース内に水が残っている場合があるので、取り外す際は慎重に行いましょう。給水ホース自体が劣化しているなら、新しいものと交換します。
排水ホースから水漏れしている
<必要な道具>排水ホースが水漏れしている場合は、接続部分がうまくセットできていない可能性があります。養生テープでしっかり固定すると水漏れがおさまるでしょう。
その他に、劣化により排水ホース自体から水漏れしてしまうこともあります。排水ホースの交換方法は以下の通りです。
排水ホースの交換方法 |
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排水ホースの長さが足りないと、延長ホースを付け足すことになります。新しく購入する際はきちんと長さを測っておきましょう。
洗濯機自体が水漏れしている
洗濯機自体が水漏れしている原因は、「洗剤ケースのつまり」「ゴミ取りフィルターのゴミが溜まっている」などが挙げられます。
定期的にメンテナンスして、つまりを起こさないように気をつけましょう。もし掃除しても問題が解決できない場合は、洗濯機に問題があるかもしれません。
自分で水漏れを特定するのが難しいので、メーカーに直接相談しましょう。
水漏れ修理を水道業者に依頼する際の料金相場
自分では無理だと感じたら水道業者を利用するほうが安心です。修理にかかる費用をシーンごとにご紹介します。
現在は燃料費や材料費の高騰により費用相場が上がっている可能性があります。業者に依頼する場合は無料見積りに対応している業者を選ぶなど注意が必要です。
水漏れ修理の料金相場 | |
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蛇口の水漏れ修理 | 5,000円〜20,000円 |
トイレの水漏れ修理 | 5,000円〜8,000円 |
洗濯機の水漏れ修理 | 4,000円〜11,000円 |
水漏れ修理だけなら5,000円前後となりますが、部品交換になると金額がかさむ場合があります。
ご自身で相場を知りたい場合は複数の水道業者へ見積もり依頼を出し、どのくらいかかるのかを把握しておきましょう。
また水道業者に依頼する際のポイントは以下で詳しく紹介しています。
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水道局指定水道業者とは?工事を依頼する際の選び方やメリットをご紹介まとめ
水漏れの原因は配管の接続やパッキンの劣化などさまざまです。マンションにお住まいなら、水漏れがひどくなると下の階まで漏水してしまう恐れがあります。
すぐに対応して、被害拡大を抑えることが大切です。自分で修理するのは不安だという方は、水道業者に相談することも一つの方法です。
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