水道・蛇口

蛇口の交換を自分で行う方法!修理手順や水道業者に依頼する見分け方を解説

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「水道の蛇口から水漏れがする」「古くなったので新しい蛇口と交換したい」など、長年使用しているとこのようなシーンが出てくるかもしれません。

蛇口の交換は簡単にできる場合と、業者に依頼したほうが良い場合があります。そこで本記事では、蛇口を自分で交換する方法や注意点をご紹介。

また、交換前の押さえておきたいポイントも解説しているので、ぜひ参考にしてください。

この記事でわかること一覧
  • 蛇口を交換する前に知っておきたいこと
  • 蛇口を交換する手順
  • 蛇口を交換する際の注意点
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この記事の執筆者

仕上舎 サービススタッフ

仕上舎は、水まわりに関する事業を行う会社です。24時間365日年中無休体制で、水道・水まわりの緊急トラブルに対応する[水道救急センター]とそれを支えるコールセンターの『水道救急対応部門』を中心に、家庭とオフィスの水まわりの安心に寄与してまいります。

蛇口を交換する前に押さえておきたいポイント3つ

蛇口を交換する前に押さえておきたいポイント3つ

蛇口の交換を行う前に、確認しておくポイントをご紹介します。ここでは、

  • 蛇口を交換する必要があるか
  • 自分で修理できるか
  • 蛇口の種類を知っておく

の3つのポイントについて、それぞれ詳しくご説明します。

蛇口を交換する必要があるか

古い蛇口を交換する前に、交換が本当に必要かどうかを確認することが大切です。蛇口からの水漏れや損傷がある場合、パッキンの交換などの修理だけで済む可能性があります。

水漏れの原因を特定し、どのように修理するか方法を検討しましょう。蛇口が経年劣化で著しく古くなり、修理が難しい場合は交換することも大切です。

自分で修理できるか

蛇口の交換は、簡単な修理から複雑な作業まで、さまざまなレベルがあります。自分で修理できるかどうかを判断することが重要です。

さらに、基本的な修理技術や道具が揃っているか、またはDIYに自信があるかを考慮してください。複雑な作業や特殊な道具が必要な場合は、プロの水道業者に依頼することを検討しましょう。

蛇口の種類を知っておく

キッチンや浴室、トイレや洗面所など、蛇口のタイプによって、取り外しや取り付けの方法が異なります。

単一レバー蛇口、ダブルハンドル蛇口、壁付け蛇口など、複数の蛇口のデザインが存在するので、自分が取り扱う蛇口の種類についての知識を持つことが重要です。

例えば、以下のような蛇口タイプがあるので、ご自宅にある蛇口と比べてみましょう。

蛇口の種類 内容
単水栓単水栓 洗濯機へ給水するために使われることが多い
お湯か水のどちらかのみ
台付きはトイレなどに多い
水栓のみが独立しているものは立水栓
キッチン用ワンホールタイプキッチン用ワンホールタイプ シングルレバーで水温・水圧を調整
キッチンのシンクや洗面台などに多い
自分で交換するのは難しい
DIYが苦手な方は業者に依頼するのがおすすめ
台付きツーホールタイプ台付きツーホールタイプ 混合タイプで水やお湯をそれぞれコントロールできる
洗面所に多い
ツーホールでもコンビネーションとは幅が違うので注意
壁付きツーホールタイプ壁付きツーホールタイプ 給水管・給湯管がそれぞれのの取り付け穴からつながっているタイプ
洗面台などの上面に多く見られる
台付きの場合はキッチンや浴槽に見られる
浴室用壁付タイプ浴室用壁付タイプ つまみで温度調節ができる
主にお風呂場に使用される
レバーハンドルと連動したカートリッジによって湯水路の開閉を調節
シャワーヘッド・ホースごと取り替えることが多い
自分で交換するのは難しいので水道業者に依頼するのがおすすめ

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蛇口を交換する手順

蛇口を交換する手順

蛇口を交換する際は、タイプによって方法が異なります。ここでは、

  • ワンホールタイプを交換する流れ
  • ツーホールタイプを交換する流れ
  • 壁付き水栓を交換する流れ

上記の交換手順をそれぞれ見ていきましょう。注意すべきポイントとして、どの交換手順でも必ず交換前に水の元栓を閉めることが大切です

水道の元栓はマンションの場合、玄関脇にあるパイプシャフトの中にあります。また、戸建住宅の場合は、屋外の地中に水道メーターと一緒に埋められていることが多いです。時計回りに回すと水の供給が遮断されます。

ワンホールタイプの交換手順

ワンホールタイプで必要な道具は以下の通りです。

  • 新しいワンホールタイプの蛇口
  • マイナスドライバー
  • モンキーレンチ
  • バケツ
  • いらない布
  • 手袋

ワンホールタイプの交換方法をご紹介します。

ワンホールタイプの大まかな交換手順
  1. 止水栓を閉める
  2. 止水栓からホースを取り外す
  3. 古い蛇口を取り外す
  4. 新しい蛇口を取り付ける
  5. 止水栓にホースを付ける

【止水栓を閉める】

キッチンや洗面所の収納棚を開けると、止水栓が見えます。ハンドル型の止水栓の場合は、ハンドルを時計回りに回すことで閉まります。

マイナスドライバーを使用することもあるので、よく確認しましょう。

【止水栓からホースを取り外す】

モンキーレンチを使用して、止水栓に取り付けられているソケットのナットを緩めます。ソケットとは、配管を接続するときに使用する部品のことです。

ナットを緩めたら、ホースを止水栓から取り外しましょう。ホースを外す際には、中に水が残っている可能性があるため、バケツやタオルを使用して水漏れを防ぎます。

【古い蛇口を取り外す】

蛇口のネジ山でケガをする恐れがあるため手袋を着用し、蛇口を台から取り外すために、蛇口を固定しているナットやボルトを見つけ、モンキーレンチやプライヤーを使用して緩めます。

ナットやボルトが緩んだら、古い蛇口を台から取り外します。なお、蛇口を取り外した後、蛇口の下にはパッキンやシールなどが残って汚れているかもしれません。新しい蛇口を取り付ける前に、この部分をきれいに掃除してください。

【新しい蛇口を取り付ける】

新しい蛇口を取り付け穴に差し込みます。蛇口を差し込んだら、裏側からネジを使用して蛇口を台に固定します。ネジをしっかり締め、蛇口がきちんと固定されたか確認しましょう。

【止水栓にホースを付ける】

ホースの接続部分を止水栓のソケットに差し込みます。ホースが正しく差し込まれているか確認しましょう。

ホースの接続部分に付属しているナットを使用して、止水栓のソケットとホースを固定します。モンキーレンチやプライヤーを使用して、ナットをしっかりと締め付けてください。

あとは、閉めた止水栓を反時計回りにして開ければ終了です。

ツーホールタイプの交換手順

ツーホールタイプの蛇口を交換する際に必要な道具は以下の通りです。

  • 新しいツーホールタイプの蛇口
  • マイナスドライバー
  • 立水栓取付レンチ(あれば)
  • モンキーレンチ
  • いらない雑巾
  • 手袋

立水栓取付レンチとは、台付きの混合栓や立水栓のナットを締め付けるための工具です。ホームセンターなどで購入できます。

ツーホールタイプの交換方法です。

ツーホールタイプの大まかな交換手順
  1. 給水や給湯管のナットを外す
  2. 古い蛇口を外す
  3. 新しい蛇口を取り付ける
  4. 上面施工アダプターを取り付ける

【給水や給湯管のナットを外す】

止水栓を閉めてから、モンキーレンチを使用して、給水や給湯管の接続部にあるナットを時計回りに回して緩めます。

ナットが外れた後、ホースやパイプが蛇口と接続されている状態になります。

【古い蛇口を外す】

蛇口のネジ山でケガをする恐れがあるため手袋を着用し、蛇口の下部にあるナットを外し、古い蛇口を上から引き抜きます。蛇口が取り外されると、穴が2つ開いた台が確認できます。

新しい蛇口を取り付ける前に、台まわりの汚れをきれいに掃除してください。

【新しい蛇口を取り付ける】

新しい蛇口を取り付け位置に正しく配置し、蛇口の取り付け脚を使って固定します。グラグラしないように、蛇口を台にしっかりと固定しましょう。

【上面施工アダプターを取り付ける】

上面施工アダプターとは、蛇口を台に固定するためのパーツです。給水や給湯管の接続部にパッキンを入れ、アダプターを取り付け脚に取り付けます。

裏側からナットで固定する台の場合は、立水栓取付けレンチを使いましょう。全てが完了したら止水栓を開けてください。

壁付き水栓の交換手順

壁付き水栓の交換手順を詳しく説明します。必要な道具は以下の通りです。

  • 新しい蛇口
  • モンキーレンチ
  • カッターナイフ
  • シールテープ
  • コーキングガン(あれば)
  • タオルや雑巾
  • 歯ブラシ(配管清掃時)
  • 手袋

壁付けタイプの交換方法をご紹介します。

壁付けタイプの大まかな交換手順
  1. 古い蛇口を取り外す
  2. 古い取り付け脚を取り外す
  3. 新しい脚を取り付ける
  4. 新しい蛇口を取り付ける

【古い蛇口を取り外す】

止水栓を閉めます。モンキーレンチを使用して、蛇口本体後部にあるナットを時計回りに緩め、蛇口のネジ山でケガをする恐れがあるため手袋を着用し、クランクから蛇口本体を取り外しましょう。

壁付き単水栓の場合は、本体が直接配管に取り付けられているため、この流れは不要です。

【古い取り付け脚を取り外す】

蛇口本体が外れたら、次にクランク(脚部)を反時計回りに回して手で取り外します。この際、クランクを傷つけないようにタオルなどを巻くと良いでしょう。

配管のまわりを清掃します。使い古した歯ブラシなどを使用して、配管内のゴミや汚れを細かく取り除いてください。

また、座金を固定するためにコーキングを使用している場合、古いコーキングの凹凸をカッターナイフなどで除去します。新しい座金を取り付ける際に邪魔にならないようにしましょう。

【新しい脚を取り付ける】

新しいクランクのネジ部分にシールテープを巻きます。シールテープを引っ張りながら時計回りに5〜10周ほど巻くことで、漏水を防ぐことが可能です。反時計回りに回してしまうと、水漏れの原因になるので注意してください。

【新しい蛇口を取り付ける】

新しい蛇口を取り付け位置に配置し、クランクを時計回りに回して取り付けます。クランクをしっかりと固定し、蛇口本体を水平に調整しましょう。

水道の元栓を開けて水漏れがないか確認します。給水・給湯のレバーを上げ下げして水圧が正常かどうかもチェックしてください。

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蛇口を交換する際の注意点

蛇口を交換する際の注意点

蛇口を交換する際には、いくつかの注意点を守ることが重要です。例えば、以下のような注意点が挙げられます。

  • 蛇口を交換する前に、給水・給湯管の状態を確認する
  • 古い蛇口を外す前に写真を撮る
  • 作業スペースを整理しておく
  • 蛇口の取り付け方向や位置を確認する
  • ナットやボルトを締め付ける際は力を均一にかける
  • 蛇口を取り付けた後、水道の元栓を開けて水漏れがないか確認
  • 無理だと感じたらプロの業者に相談する

上記のポイントを押さえて、無理なくスムーズに蛇口を交換しましょう。また、自分では無理だと判断した場合は、業者に対応してもらうことも検討してください。

蛇口の交換作業は慎重に行うことが重要です。蛇口のネジ山でケガをする恐れがあるため手袋を着用するなど、安全を確保し作業を進めてください。

まとめ

蛇口を交換する方法はいくつかあり、ご自宅の蛇口タイプによって異なります。新しい蛇口を購入する際は、メーカーによってサイズや費用が異なるので注意してください。

ライフサポートでは、蛇口のトラブルが発生した際の原因を見極めて、スムーズに蛇口を交換いたします。

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