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浴室の水漏れの原因と対処方法を紹介

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必要な時間は約 8 分です。

多くの方が毎日使用する浴室ですが、よく使うため何らかの原因で水漏れしてしまうこともあります。

しかし、浴室が水漏れした場合「浴室のどこを確認すればいいのか分からない・・」という方も多いのではないでしょうか。
原因を探るだけでも難しいところですよね。

浴室の水漏れにはいくつかの原因と修理方法があり、中には自分で対応できる場合もあります。

今回は浴室の水漏れ対処方法が分からない方に向けて、浴室の水漏れの原因や修理方法など解説します。


自分で対応可能かどうかの判断が大切

浴室の水漏れ箇所は1つではなく、なおかつ水漏れ原因も1つではありません。
浴室で水漏れが発生した場合は、対処方法をついて考える前に自分で対応できるかどうかを適切に判断することが大切です。

自分で対応できるケースとは、たとえば蛇口やシャワーヘッド、換気扇といった部分から発生する水漏れでしょう。
一方浴槽や床下、給油機などから水漏れしている場合は、個人では対応できない複雑な修理内容のため、迷わず水回りの修理業者へ依頼することをおすすめします。

自分で修理が可能な水漏れ

ここからは自分で修理が可能な浴室の水漏れを、いくつか紹介します。
例えば、以下のような箇所です。

  • 蛇口やシャワーヘッド
  • 換気扇

このような箇所から発生した水漏れは、個人で対応できる場合がほとんどですので覚えておくといいでしょう。

蛇口やシャワーヘッドからの水漏れ

浴室で発生する水漏れ箇所の1つは、水やお湯が出る蛇口とシャワーヘッドです。

蛇口やシャワーヘッドは、浴室の中でもよく使用する部分ということもあり、劣化・破損しやすい箇所でもあります。

水漏れの原因は、一般的に以下のような内容です。

  • 残留水(水が残っていること)
  • ナットなど固定部分の緩み
  • パッキンの劣化
  • シャワーヘッドの故障
  • 蛇口本体の故障

修理方法

浴室の蛇口やシャワーヘッドの修理方法ですが、各原因によって変わります。

特に簡単な水漏れ修理は、残留水が原因の場合です。
シャワーヘッドには、わずかに残った水が溜まることもあるため、使用後に下に向けて固定しておくと自然に水が排出されます。

また、蛇口とシャワーホースなどを接続しているナットやバルブの緩みが、水漏れの原因であれば六角レンチなどで締め直すと水漏れが止まります。
しかし、ナットやバルブが破損もしている場合は、交換が必要です。

シャワーヘッドや蛇口本体の故障は、ホームセンターなどで規格の合った新品のシャワーヘッドや蛇口本体と交換するのみです。
ただし、修理前に止水栓で水の流れを止めておきましょう。

パッキン交換は、蛇口のハンドルを取り外すと、パッキンも外すことができます。あとは新品のパッキンと交換するだけです。

換気扇からの水漏れ

浴室の天井に設置されている換気扇は、状況によって水漏れすることがあります。
換気扇から水漏れする原因は、サビによる水滴が付着しやすくなったり雨水が外から入ってきたりといったためです。

修理方法

換気扇の水漏れに関する修理方法は、しばらく換気扇・浴室を使用せず乾燥させることです。
水漏れといっても水道から漏れている訳ではなく、水滴の付着などが原因ですので乾燥することで対処できます。

また、雨水が換気扇へ入った場合は、清掃・水を拭きとることで解決できます。

換気扇周辺の壁やフレキダクト(浴室から外壁を繋ぐ配管)に破損、異常がある場合は、個人で対応できないため修理業者へ依頼しましょう。

業者に依頼するべき水漏れ

続いては業者に依頼するべき、浴室の水漏れ事例や原因、修理方法について解説します。
例えば、浴槽や床下などから水漏れしている場合は、修理業者による大規模な工事も必要です。

そのため個人で対応しようと考えず、早急に水回り修理業者へ浴室の水漏れを相談してみることをおすすめします。

浴槽からの水漏れ

浴槽からの水漏れの原因は、浴槽自体のひび割れや破損、ゴム栓や給湯器の劣化や破損などです。

浴槽の水漏れは、特に水漏れ箇所が分かりにくいものの、ゴム栓をした状態で浴槽へ一定量の水を入れた際に、どの水位で止まるかで判断できます。

たとえば水が全て漏れた場合はゴム栓や排水栓の劣化の可能性が高く、浴槽の側面に向かって水が流れる場合は、浴槽のどこかにひび割れがあります。

修理方法

浴槽の水漏れが発生した場合の修理方法は、水漏れ箇所によって変わります。

  • 浴槽のひび割れや破損
    浴槽の交換を依頼する
  • ゴム栓や排水栓の破損や劣化
    修理業者がサイズ・形状に合った栓を交換。
  • 給湯機の破損や劣化
    パッキンのみ交換、もしくは給湯器自体の交換・設置工事。

浴槽や給湯器の修理作業は個人では対応できないため、迷わず水回りの修理業者、もしくはリフォーム業者へ相談しましょう。

ただし、ゴム栓や排水栓の交換・修理は、状況によって個人で対応出来る場合もあるため、修理業者へ相談した上で判断するのがおすすめです。

床下からの水漏れ

床下からの水漏れも、個人では対応できない事象です。そのため、床下から水漏れし始めたと気づいたら、迷わず修理業者へ見積もり相談するのが大切です。

床下の水漏れ原因は、以下のように様々な原因があります。

  • 排水溝の破損による水漏れ
  • 給湯機と浴槽の間の外壁がひび割れ
  • 浴室床部分の破損や経年劣化

それぞれの修理の方法を見ていきましょう。

修理方法

浴室の床下へ水漏れが発生している場合は、自力で対応できない問題ですので全てのケースで修理業者へ依頼します。

外壁のひび割れの場合は、水回りの修理業者だけでは対応できないためリフォーム業者や外壁塗装業者などにも相談してみましょう。
また、浴室の床の破損や配管の劣化なども、水回りの修理業者だけでなくリフォーム業者などによる補修・修繕工事が必要です。

床下や壁などの破損によって、シロアリなど害虫が発生している場合は、害虫駆除業者へ駆除工事の依頼も検討しましょう。

給湯器からの水漏れ

給湯器は浴室内に設置するタイプと、配管を通して外に設置するタイプの2種類に分かれているのが特徴です。
そしてどちらの設置方法でも、給湯器を原因とする水漏れも発生することがあり注意が必要です。

給湯機の水漏れ原因には、以下のようなものがあります。

  • 浴室内に設置されている給湯器
    浴槽の間に接続されているホースの破損や浴槽のひび割れなど。各部品の緩みや破損。
  • 浴室外に設置されている給湯器
    給湯器の破損や配管の凍結、接続部分の緩みなど。

修理方法についてさらに詳しく見ていきましょう。

修理方法

給湯器から水漏れが発生した場合は、一般の方で対処できません。
また、水漏れなど故障した状態で使用し続けると、ガスの不完全燃焼による爆発や一酸化炭素の発生のリスクもあり、大変危険です。

そのため、給湯器から水漏れした場合は使用を今すぐ止め、給湯器メーカーや給湯器を含む住宅設備工事業者へ問い合わせしましょう。

修理方法は給湯器本体や部品交換、パッキン交換、水抜きなどさまざまです。

給湯器の水漏れと浴室で発生する他の水漏れは、修理内容や危険性、対応業者に違いがある点も把握しておきましょう。

困ったらすぐに業者に依頼する

浴室の水漏れは、基本的に自分で対応できる内容が少なく、給湯器の故障などは命に関わる事象です。

また、床下へ水漏れしている場合は、土台の腐食やシロアリの発生など、別の問題も発生している可能性もあります。

浴室の水漏れで困ったら、すぐに水回りの専門業者へ相談・依頼するのが大切です。

まとめ

浴室の水漏れに関する基本は、まず自分で対応できるか判断することです。
蛇口やシャワーヘッド、換気扇から水漏れしている場合は、1人で修理や部品交換など対応できます。

浴槽の破損やひび割れ、ゴム栓などの劣化は原因を探すのが難しく、浴槽の破損は一時的な補修しかできません。
また、ゴム栓などは種類が多く、取り付けミスをしてしまいやすい部品です。

さらに給湯器や床下から水漏れしている場合は、個人で修理できる範囲を超えているので、まずは水回りの修理業者へ問い合わせしましょう。





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