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バスルーム・風呂場から水漏れが発生したらどうしたらよいか悩むところではないでしょうか。
水漏れ修理に関して何も考えず作業してしまうと、かえって状況を悪くしてしまいます。
またバスルーム・風呂場の水漏れ箇所は一つではなく、蛇口や給湯機、浴槽など様々な場所で発生します。
今回は、バスルーム・風呂場の水漏れ箇所ごとの解決方法をはじめ、修理依頼した場合にかかる費用についても説明します
蛇口からの水漏れ
バスルームの蛇口からの水漏れは、主に経年劣化が原因です。また、パッキンの劣化やネジの緩みでも水漏れが発生します。
解消方法
蛇口からの水漏れは、主に2つの原因と解決方法に分かれています。
- パッキンの劣化
- バルブのトラブル
パッキンの劣化は蛇口トラブルの中でも最も多いパターンで、比較的直しやすいです。
修理の流れとしては以下になります。
- ホームセンターなどでパッキンは販売されているので、購入し水栓を分解します。
- 後はパッキンを取り替えるだけです(作業時は水道の元栓を閉めてください)。
しかし、水栓が複雑な構造になっていたり、取り外しができなかったりした場合には、迷わず修理業者に相談しましょう。
続いてバルブのトラブルを以下にまとめます。
- サーモスタットカートリッジとバルブカートリッジを見分ける必要があります。
- カートリッジ内部の修理は素人には難しく、カートリッジ自体をホームセンターなどで購入して交換。
そして蛇口本体の破損に関しては、修理が難しいです。また、部品の調達や交換など一般の方には手間がかかるため、専門業者に依頼することをおすすめします。
修理を依頼する場合の費用
バスルームの水漏れ修理の料金は、以下のような料金がかかります。
また、風呂場内の作業時間が一定時間(30分なども)を超えると、別料金が発生する場合もあります。
パッキンの交換 | 1,000円程度〜 |
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その他部品の交換 | 4,000円程度〜 |
蛇口の交換 | 12000円程度〜 |
給湯器からの水漏れ
バスルームの給湯器から水漏れしている場合は、主にパッキンや給湯器内部の金属の経年劣化が原因です。
また、水抜き栓が緩んでいることも考えられますし、長期間給湯器を使っていなかった場合にも発生する可能性があるため複数の原因が存在します。
解消方法
給湯器は複雑な作りをしているため、自分で修理するのは控えましょう。
水抜き栓が緩んでいる場合は、締めることで改善するかもしれません。また、パッキン交換で水漏れが直ることもあるでしょう。
しかし冬に水漏れしている場合は、給湯器の凍結による故障の可能性があり、水回りの専門業者へ依頼するのがおすすめです。
ちなみに給湯器の耐用年数は10年から15年程です。
修理を依頼する場合の費用
給湯器の修理を依頼する場合は、お電話での作業料金の確認が必須になります。
どの部分の修理になるのかで、修理費用が大きく異なるからです。
パッキンの交換程度であれば1,000円から3,000円程度です。
しかし給水管や給湯管の交換修理となると20,000円から30,000円程度かかることもあるため、やはり事前に予算を確認しておくのが安心です。
浴槽のひび割れからの水漏れ
浴槽のひび割れによる水漏れは、主に経年劣化が原因です。
また、長年使用している浴槽の側面は、体重や負荷がかかるとひび割れや破損することがあります。
さらにシャワーヘッドなどがあたった程度でも、浴槽にひびが入ることもあります。
解消方法
浴槽のひびが小さい場合は、自分で補修・修理することも可能です。
必要なものは以下です。
- ヤスリ・・・240番や320番程度
- 下塗り材
- パテ
- 上塗り材
修理の方法を以下に紹介します。
- 浴槽を軽くヤスリがけして、下塗り材を塗ります。
- ひび割れ部にパテを塗って補強し、再度下塗り材を利用。さらにやすりかけ。
- 上塗り材(仕上げ)を塗装して完了です。
しかし、ひび割れが大きい場合や、経年劣化で簡単に破損して頻繁に水漏れする場合は、水回りの専門業者へ依頼するのが必要です。
修理を依頼する場合の費用
小さいひび割れによる水漏れは、アルミパテ補修と浴槽コーティング費用で済みます。
しかし、比較的大きなひび割れになると、浴槽ごと交換しなくてはならない場合もあります。
浴槽自体の交換は、安いもので数万円から10万円程度ですが、高いものになると数10万円と予算が必要です。
現地でのお見積りで料金が決まるので、まずは問い合わせをしてみましょう。>
床や壁面からの水漏れ
風呂場の床や壁面からの水漏れは、コーキング剤の劣化や配管の破損が考えられます。(コーキング剤とは、タイルや浴室パネルの隙間を埋めるもの)
コーキング剤の劣化は、タイルとコーキング剤のつなぎ目が劣化し水漏れします。
さらに床や壁面からの水漏れは、さらに床下の劣化や破損に繋がるため早急に対応しましょう。
解消方法
風呂場の床や側面の水漏れに関しては、自分で対処できないケースが多いでしょう。
コーキング剤をホームセンターで購入して補修する方法もありますが、水漏れの範囲が広いと対処が非常に難しいです。
また、配管から水漏れしている場合は、迷わず専門業者へ依頼します。
修理を依頼する場合の費用
風呂場・バスルームの水漏れ修理は、修理範囲によって費用が大きく変わります。
風呂場のタイルの目地の補修 | 20,000円程度〜 |
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風呂場のタイルのひび割れの補修 | 30,000円程度〜 |
特にタイルのひび割れは、コーキング剤だけでなくタイルの張り替えコストもかかるため、目地の補修よりも高い傾向です。
しかし、基本的には数万円程度で収まることがほとんどですので、水漏れ修理の中では予算を出しやすいでしょう。
換気扇からの水漏れ
バスルームの換気扇からの水漏れは、主に結露が原因です。
バスルーム・風呂場は、常に湿気が多く結露も発生しやすい環境です。そのため、換気扇から水滴が発生します。
さらに結露を放置してしまうと、換気扇内部の金属部品や配管がサビてしまうため、水漏れだけでなく換気扇の故障にもつながります。
解消方法
風呂場の水漏れは、換気扇を掃除して結露を取り除く方法や、入浴中は換気扇を回さないといった対策が考えられます。
しかし、結露の影響で換気扇が故障していたら、迷わず専門業者に依頼して換気扇を交換してもらいましょう。
修理を依頼する場合の費用
換気扇の修理費用は、数千円で済むケースから、部品や換気扇の交換などで、2万円以上かかるケースもあります。
修理費用 | 5,000円から15,000円程度〜 |
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換気扇の交換費用 | 25,000円から40,000円程度〜 |
1人で解決できない場合はプロの業者に依頼するべき理由
特にDIYが趣味の方は、バスルーム・風呂場の水漏れも自分で直したいと思うかもしれません。
しかし水漏れ修理は、場所によっては非常に難しい内容です。
万が一水漏れ修理に失敗してしまうと、さらに水漏れがひどくなることもあり、結果的に高い費用になる可能性もあります。
1人では解決できない水漏れ・トラブルが発生した時は、早急に水回りの専門業者へ依頼しましょう。
まとめ
バスルーム・風呂場の水漏れは経年劣化や破損などが主な原因です。
また、設置・部品取付から10年程度経過すると、水漏れの確率も高くなります。
たとえばパッキンの劣化による水漏れであれば、バスルーム・風呂場の水漏れ修理は1人でも対応できます。
しかし内部の部品が壊れたり浴槽にひびが入ったりしている場合は、1人では難しい修理内容です。
風呂場の水漏れの原因が分からなかったり、修理方法に悩んでいたりする時は、迷わず水回りの専門業者へ相談するのがおすすめです。
プロの技術とノウハウで原因を探し、適切な水漏れ修理を行います。
まずは水回りの専門業者へ、電話などで問い合わせてみましょう。