必要な時間は約 7 分です。
水は毎日の生活に欠かせないものですから、水まわりのトラブルが起こった時はできるだけ素早く対処したいものです。
水まわりのトラブルは時期によって起こりやすさが変わります。トラブルの内容にも違いがあるので覚えておきましょう。
本記事では水まわりのトラブルが多い季節と季節特有のトラブル、対策・対処法について解説します。
水まわりのトラブルが多い季節は?
水まわりのトラブルがもっとも多い時期は「冬」です。冬は気温が低く、水まわりが凍結してしまうトラブルが頻発します。特に一軒家にお住まいの方は注意したい時期です。
冬に次いでトラブルが多いのは「夏」です。こちらも気温が原因となっており、暑さによって水道管が劣化します。また水の使用量も増えることから、水漏れのトラブルが起こりやすいです。
季節特有の水まわりトラブルと対処法
ここからは、季節特有の水まわりのトラブルと対処法をご紹介します。
《春》水道管のひび割れ・破裂や雪解け水による水漏れ

春は、冬に下がった気温が徐々に戻り始める時期です。これによって、冬に凍結した水道管が急激に解凍され、水道管のひび割れや破裂が起こり水漏れのトラブルにつながります。また、雪解け水で水量が急激に増加し、こちらも水漏れを引き起こす原因となります。
対策・対処法
水漏れは放置すると水道代が増えたり、建物の基礎に悪影響を与えたりします。春になったら水漏れしている可能性を考えて、念入りに水まわりをチェックしましょう。家の周りや地下に水たまりがある時は、水漏れを疑ってください。
水道管に関しては、水道業者に依頼してひび割れや破裂が起こっていないか点検してもらうことが大切です。ご自分の点検では、見えない部分のひび割れ・破裂を見逃してしまう恐れがあるため、プロに頼むことをおすすめします。
《夏》梅雨の湿気による結露・カビ

夏の特に梅雨時期は、気温が高く雨の日が多いためカビや湿気に関連するトラブルが増えます。例えば湿気が原因で水道管に結露が発生すると、やがてカビになり、健康被害を及ぼす恐れがあります。
対策・対処法
カビの発生を防ぐためには、水道管の結露を発見したらすぐにタオルなどで拭き取ることが大切です。結露した状態で放置してしまうことがないよう、よく注意して水道管をチェックしましょう。
水道水がカビ臭いと感じたら、水道業者に点検を依頼してみてください。
《夏》強い日差しによる水道管の劣化
夏の強い日差しにさらされると、水道管(塩ビ管)は劣化します。夏は水の使用量も増えるため圧力が増し、劣化した水道管は割れるリスクが高まります。万が一割れると水が噴出して大惨事になってしまいます。
対策・対処法
水が噴出するトラブルが発生したら、まず水道の元栓(止水栓)を閉めましょう。その後、水道業者に修理を依頼してください。
また、そもそも水道管を劣化させないためには、水道管に巻かれている保温材の状態を気にすることが大切です。傷みがないか確認し、もしも傷んでいた場合は補修しましょう。
《夏》サビの発生による水道管の破損
近年は樹脂製の水道管が増えているためリスクは減っていますが、夏は水道管にサビが発生しやすい時期です。特に地中に設置されている鉄製の水道管はサビが発生する可能性が高いです。サビは水道管を傷つけ、つまりや破損を引き起こします。
対策・対処法
サビの発生を防ぐためには、水道業者に依頼して定期的にメンテナンスをすることが大切です。また、古い水道管や蛇口を新しいものに交換するのも対策の1つです。特に耐用年数が過ぎているものに関しては、早めに交換を依頼しましょう。
《秋》落ち葉による排水溝のつまり

秋は落ち葉が原因で排水溝がつまりやすくなります。すると水の流れが悪くなり、水漏れを引き起こす可能性が高くなります。ご自宅の近くに木がある方は注意が必要です。
対策・対処法
落ち葉が原因の排水溝のつまりは、こまめな掃除が対処のポイントです。掃除をして落ち葉を取り除くことで、つまりのリスクを減らすことができます。トラブルが起こる前に、定期的に掃除をしてつまりを防ぎましょう。
《冬》水道管の凍結

水道管の凍結は冬のもっとも深刻な水まわりトラブルと言っても過言ではありません。寒い地方では頻繁に発生し、一度凍結すると洗面所からお風呂場、キッチン、トイレまで、あらゆる場所で水が使えなくなってしまいます。
場合によっては水道管の破裂を引き起こすこともあります。危険なうえに修理も必要になってくるため、可能な限りリスクを下げたいところです。
対策・対処法
凍結はドライヤーや温水タオルなどを使い、ゆっくりと温めることで対処します。無理に力を加えて蛇口を開けようとしたり火を使って温めたりすることは絶対にやめましょう。水道管を破損する恐れがあります。
また、そもそも凍結させないための対策方法として、水道管を保温材で包んだり、水道管に断熱材を巻いたりする方法、夜間に少量の水を流し続けて水抜きする方法などが有効です。
《冬》トイレの凍結・つまり
水道管以外にも、トイレのタンクや便器内の水が凍ってしまうケースもあります。トイレの水が凍結すると水が流れず、つまりのトラブルにつながります。
対策・対処法
トイレが凍結した場合の対処法は、水道管が凍結した場合とほぼ同じです。温水タオルやヒーターを使い、タンクや便器のまわりを温めてください。徐々に解凍することで、元通りに水が流れるようになるはずです。火を使うなどして急激に温める方法は避けましょう。
また対策に関しては、トイレのタンクや便器に保温シートを貼る、温かい水を流すなどの方法で凍結を防ぐことができます。
《冬》給湯器の不具合・故障
冬は給湯器の不具合や故障にも注意したい時期です。給湯器の不具合・故障は、寒さによる配管の凍結により起こります。給湯器にも耐用年数があり古い給湯器ほどトラブルが起こりやすいため、長く同じ製品を使用しているご家庭はお気をつけください。
対策・対処法
給湯器に不具合が発生していたら、まずリセットボタンを押して再起動を試してみましょう。リセットしても正常に稼働しない場合は業者に修理を依頼したり、新しい製品に買い替えたりする必要があります。
また、給湯器が凍結しないよう対策しておくことも大切です。定期的な点検とメンテナンスを行い、周辺を温めることで凍結を防ぎましょう。
まとめ
本記事では水まわりのトラブルが多い季節と季節特有のトラブル、その対策・対処法について解説しました。
水まわりは時期によってさまざまに異なるトラブルが起こります。特に夏と冬はトラブルが起こりやすい季節です。いざトラブルが起こってから慌ててしまうことがないよう、事前に季節特有のトラブルを把握して、対処法を覚えておきましょう。また、そもそもトラブルが起こらないよう予防対策しておくことも大切です。
ご家庭で対処が難しい水まわりのトラブルは水道救急センターにご相談ください。当社は水道局指定工事店です。専門知識を持つプロが緊急度の高い水漏れから軽い水漏れまで、365日スピーディーに対応いたします。
>>水道局指定工事店とは
お電話での相談やお見積りは無料、出張料金やキャンセル料金もいただいておりません。水まわりのトラブルでお困りの際は、ぜひ当社へお気軽にご相談ください。