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洗面所の水垢を落とすには?原因や予防法も解説

洗面所の水垢を落とすには?原因や予防法も解説

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日頃から洗面所をきれいに使っているつもりでも、決まって水垢ができてしまい、掃除に困っている…という方も多いのではないでしょうか。

この記事では、洗面所の洗面台に水垢が発生するメカニズムや、予防方法、水垢を除去する方法について解説していきます。

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この記事の執筆者

仕上舎 サービススタッフ

仕上舎は、水まわりに関する事業を行う会社です。24時間365日年中無休体制で、水道・水まわりの緊急トラブルに対応する[水道救急センター]とそれを支えるコールセンターの『水道救急対応部門』を中心に、家庭とオフィスの水まわりの安心に寄与してまいります。

洗面所に水垢がつく原因とは?

洗面所の使い方が特に汚いわけではないのに、気が付くと洗面台に汚れがこびりついてしまうのは何故でしょうか。

水垢は白っぽく、うろこ状や水玉模様になっています。水垢ができる原因は、いつも使っている水道水にあるのです。

水道水には、カルシウムやマグネシウム、カルキといったミネラル分が含まれます。

水道水を使った後、洗面台の中に残った水滴を放置してしまうと、水分が蒸発し、残されたミネラル分と空気中にある酸素や二酸化炭素と反応して、白っぽい水垢ができるのです。

また、水垢と似ている、石鹸カスによる汚れも存在します。

汚れに対して石鹸の量が不足している、溶け残りがあるといった際に発生する灰色っぽい汚れが石鹸カスです。

石鹸は十分な量を使い、流し忘れのないように気をつけましょう。

洗面台の水垢を予防するには?

洗面台の水垢を予防するには?

洗面所は使用頻度が多い場所なので、水垢ができやすいのは仕方ないのかもしれません。

しかし、日常のちょっとした工夫で水垢の発生を軽減することができます。

水垢や石鹸カスが発生する原因は、そのまま放置してしまうからでした。

つまり、洗面台を使ったら水や石鹸の泡をそのままにせず、雑巾などで拭き取れば、汚れの原因を取り除くことができるのです。

石鹸を使った場合は、残った石鹸を全て水道水で洗い流し、石鹸の流し忘れがなくなったら、水滴を残さないように拭き取ります。

使った後に毎回拭くのは面倒かもしれませんが、この少しの手間で水垢を防止できるならば、やってみる価値はあるでしょう。

洗面台の側に専用のタオルや雑巾を置いておき、使ったら拭くという習慣をつけてみてください。

洗面所の水垢の除去方法

洗面所の水垢の除去方法

洗面所にこびりついた水垢をキレイにしたいとき、あなたは何を使ってどのように掃除をしていますか?

ここでは、水垢の除去におすすめの3つの方法について、解説していきます。

酸性の洗剤を使って水垢を除去

洗面台につく水垢はアルカリ性の汚れなので、酸性の洗剤を使うと中和され、落ちやすくなります。

一般的に使われている家庭用の洗剤は中性のものがほとんどなので、いくら使っても水垢は残ってしまうのです。

かといって、トイレ用洗剤を使ってしまうと、洗面台にダメージを与えてしまうことがあるので、浴室用または水まわり用の酸性洗剤を使用しましょう。

次に、酸性洗剤を使った水垢の除去の方法を説明します。

浴室用または水まわり用の酸性洗剤、ゴム手袋、スポンジを用意してください。

使用方法は簡単。まずはゴム手袋を装着し、水垢に酸性洗剤をかけ、数分放置します。放置する時間は洗剤の取り扱い説明の表記を確認してください。

放置した後、スポンジで擦って水垢を落とします。

酸性洗剤をかけてからすぐに擦るよりも、時間をおいて水垢と十分に中和したところで擦った方が効果的です。

クエン酸を使って水垢を除去

クエン酸は、酸性洗剤と同じく酸性の成分なので、水垢除去に使用できます。

お酢やレモンの果汁も酸性なので、手元にあるもので掃除をしたいという人は、これらを使ってみるのも手です。

しかし、お酢やレモンの果汁はにおいが強いので、においを気にする場合はクエン酸の使用をおすすめします。

クエン酸を使って水垢を除去する場合は、クエン酸を直接水垢にかけるのではなく、クエン酸スプレーを作る必要があります。

まず、小さじ1杯のクエン酸と200mlの水、スプレーの容器、ラップ、ゴム手袋を 用意しましょう。

容器に水とクエン酸を入れてよく溶かしたら、クエン酸スプレーの完成です。

洗面台の水垢にスプレーを吹きかけたら、上からラップを被せて3分ほど放置します。

こうすることで、クエン酸が水垢になじみやすくなります。浮いてきた汚れは、雑巾などで水拭きして拭き取りましょう。

メラニンスポンジを使って水垢を除去

メラニンスポンジのみを使った水垢の除去方法もあります。

メラニンスポンジは、メラミンフォームという素材で作られ、無数の硬い網目状の構造をしているスポンジです。

その構造のお陰で、汚れを削り落とすことが可能になります。

基本的に洗剤などを使わずにメラニンスポンジのみで完結するため、掃除の手間が省けます。

しかし、メラニンスポンジは汚れを削って落とすものなので、洗面台の材質によっては傷がついてしまう場合があります。

説明書を確認するか、目立たない箇所で試してから使用しましょう。

洗面台以外にも、ステンレスでできている蛇口や排水口の周りの掃除にもおすすめです。

まとめ

こびりついた水垢も、効果的な方法を使えばキレイに除去できます。 水垢の汚れを防ぐためには、洗面台を使用した後に水滴を拭き取ることが大事です。

日常のちょっとした気遣いで掃除も楽になるので、ぜひ試してみてくださいね。

また、洗面台の外側はキレイでも、排水管の中は汚れが溜まっているという場合も珍しくありません。

排水管掃除用の薬剤を使って掃除をしている場合でも、長年使用することで、自力では取り除けない汚れが残っている場合も。

掃除をしたばかりなのに水の流れが悪い、異臭がするといったことがあれば、排水管清掃のプロに相談してみるといいでしょう。

 
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